2017/03/23 17:34

サルデーニャのワインを語るときに欠かせないのが「ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ」。島唯一のDOCGの格付けということだけあって、他地域のヴェルメンティーノとはやはり違う味わいをみせるワインです。

サルデーニャ北東部は「エメラルド海岸(コスタ・スメラルダ)」がヨーロッパを代表するリゾート地として有名ですが、このガッルーラの地はサルデーニャを代表する白ブドウ品種、ヴェルメンティーノの聖地として質の高いワインが造られてきました。1996年には格付けとしてもDOCGに昇格、名実共にその素晴らしさが認められました。
花崗岩の土壌、涼やかな気候と海からの風が、この地のヴェルメンティーノを   と言えるでしょう。

酸やミネラルに加え、花崗岩の土壌に由来すると言われる、白い花のような香り。そして熟した果実の香りも併せ持つこの地のワインは、サルデーニャ島が誇る、イタリアを代表する白ワインのひとつと言えます。



余談ですが、この地ではピエモンテ州で主に栽培されているネッビオーロ種も育てられています。北部イタリア・ピエモンテの気候を思わせるからこそ、ネッビオーロが植えられた事実は、このガッルーラの地のポテンシャルの高さを示しているのでしょう。